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第77期順位戦展望【C級2組・中盤戦】 [将棋]

まだまだ混戦です。

【対戦表】
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2018/77c2/index.html

6~7戦まで終わって6連勝が1人、6勝1敗が1人、5勝1敗が8人と大混戦です。
高見叡王も5番手につけていますが、上位陣との直接対決がなく、キャンセル待ちなので若干厳しいか。
1敗勢の人数からすると、2敗したら完全に脱落のサバイバルレースが続きます。
下位は降級点持ちがずらりと並んでいます。
今期、降級点2点持ちは渡辺正和五段だけですら、来期は2点持ちの棋士が団子状態となり、残留争いが熾烈なことになりそうです。
まだ27歳で、加古川青流戦優勝経験のある井出隼平四段が2度目の降級点の危機を迎えています。
数少ないノーマル四間飛車の使い手なので、ぜひとも踏ん張って欲しいのですが。
現役最年長桐山九段ですが、まだ勝ち星がありません。
後半戦も厳しい相手ばかりですが、ファンを喜ばせるような活躍を見たいです!


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第31期竜王戦第5局(羽生善治竜王VS広瀬章人八段) [将棋]

羽生竜王の2勝2敗で迎えた第5局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

羽生竜王は、若手の頃「終盤は正解がある」という主旨の言葉を述べたことがあります。
特に詰むや詰まざるやは計算勝負で、基本的に読みの量や深さが上回る若手が有利です。
序盤・中盤は大局観もあるので、ベテランでも若手と互角に戦える余地があります。
最近の羽生竜王を見ていると、中盤では圧倒できても終盤にこけることが多いです。
年齢的に仕方がないのもあるのですが、序盤から時間を小刻みに使うスタイルであるため、終盤に時間が残らないというのも原因のひとつだと思います。
ただ、いままで序盤に時間を費やしてきたからこそ、大局観が磨かれ、若手トップ棋士と渡り合える棋力を維持してきたという面もあります。
勝負を取るのか、将来への投資を続けるのか、難しい部分があります。
さあ、本局の羽生竜王の時間の使い方はどうでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/31/ryuou201812040101.html

ということで将棋です。
先手羽生竜王は角換わりを避け、矢倉模様へ進みます。
もちろん広瀬八段は急戦含みの構えを見せますので、羽生竜王は金銀3枚で囲うことはなく、足早に動いていきます。
広瀬八段の8一飛車に羽生善治の放った2七角が好手で、ここから形勢は羽生有利に傾きます。
羽生竜王は決断良く指し進め、持ち時間でも1時間リードです。
二日目も角のラインを生かしては広瀬陣を攻め、さらには7二金と重いB面攻撃でリードを広げます。
とはいえ、相手はいま絶好調の広瀬八段です。中段玉で粘り、得意の終盤勝負に持ち込みます。
局面は羽生有利ですが焦点不明の戦いに持ち込み、相手のミスを誘います。
さすがの勝負術だと思います。
しかし、今日の羽生竜王は間違えませんでした。
最終盤の3四歩が決め手となり、苦しみながらも防衛まであと1勝となる3勝目を挙げました。

第6局は12月12日(水)、13日(木)に、鹿児島県指宿市「指宿白水館」で指されます!
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第77期順位戦展望【C級1組・中盤戦】 [将棋]

ゴールデンルーキーが快走中です。

【対戦表】
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2018/77c1/index.html

何かと注目の的の藤井聡太七段が6連勝といまだ順位戦負け無しです。
竜王戦で敗れた増田康宏六段に勝利したの大きく、同じく6連勝の近藤誠也五段戦を乗り越えれば連続全勝昇級が見えてきます。
そして全勝の近藤誠也五段ですが、最終2戦が藤井聡七段、増田康六段と強敵連発です。
順位が高いものの6連勝があともう1名いるので、サバイバルな場状況は変わりません。
そして藤井聡七段の師匠として注目されている杉本昌隆七段も6連勝です。
師匠と弟子が同時昇級はおそらく前代未聞だと思われるので、ぜひとも達成して欲しいです。
降級点圏内にいるのはベテランばかりですが、その中に若手門倉啓太五段が混じっています。ネットの通称はカドックです。
実力の世界とはいえ、厳しいところです。
中学生でデビューした佐々木勇気七段は2勝4敗と苦戦中。
C級1組で苦戦するような棋士ではないと思うのですが。
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第77期順位戦展望【B級2組・中盤戦】 [将棋]

上位陣が安定しています。

【対戦表】
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2018/77b2/index.html

中村太地七段、永瀬拓矢七段が6連勝と順当に星を伸ばしています。
中村太七段は順位も高いのでかなり有力ですが、2負勢に中村七段より順位の高い棋士がいるので、連敗すると一気に怪しくなります。
とはいえ1敗しても昇級圏というのは大きいです。
永瀬七段は順位が低いため、1敗すると一気に怪しくなります。とはいえ実力からすると残り4戦を全勝で駆け抜ける可能性もかなりありそうです。
千田翔太六段は永瀬七段との直接対決で敗れたのが痛く、キャンセル待ちです。
病気から復帰した先崎学九段はいまのところ1勝です。
しかし、復帰できたことが喜びです。降級点がついているので陥落の可能性もかなり高いですが、ぜひとも指し続けて欲しいです。
ファンの多いてんてーこと藤井猛九段は3勝3敗。
B級1組で指す姿を見たのですが、さすがに厳しそうです。
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第77期順位戦展望【B級1組・中盤戦】 [将棋]

昇級1枠はほぼ決まりです。

【対戦表】
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2018/77b1/index.html

前期でまさかのA級からの陥落をした渡辺棋王ですが、8勝0敗と圧倒的な実力を見せ付け、すでにマジック1です。
実力からしてほぼ決定でしょう。
注目はあと1枠です。
残り4戦であることを考えると、昇級の可能性があるのは3負勢まででしょうか。
2敗の斎藤慎太郎王座は1敗差で追う行方尚史八段、木村一基九段戦が残っています。ここで連勝すれば一気にA級へ昇れそうですが、ひとつでも負けると順位が低いので厳しそうです。
木村一基九段はライバルとの直接対決が2戦ありますので、ここで連勝すれば9年ぶりのA級復帰が見えてきます。
過去には花村元司九段の60歳でA級復帰という大記録がありますが、ファンの多い棋士ですし、四十代半ばでA級復帰もなかなかの記録なので目指して欲しいです。
残留争いでは、厳しいと思われていた畠山鎮七段が5連敗から3連勝と底力を見せて来ました。順位が低いし残り対戦相手が上位陣ばかりなので厳しい状況には変わりがありませんが、ライバルの状況次第で残留の目が見えてきました。
菅井竜也七段が1勝7負と降級の危機です。上を目指す棋士だと思っていたので、どうしてしまったのでしょうか。
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第77期順位戦展望【A級・中盤戦】 [将棋]

上位陣と下位陣が分かれてきました。

【対戦表】
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2018/77a/index.html

トップを走るのは豊島将之二冠。1敗で羽生善治竜王と広瀬章人八段が追います。
いま絶好調の2人に追走する羽生竜王はさすがです。
この3人は後半に直接対決を残しており、そこで挑戦者が決まりそうです。
3勝2敗は3人で、佐藤康光九段、三浦弘行九段、糸谷哲郎八段です。挑戦争いに絡む可能性もあるし、陥落の可能性もある微妙な位置です。
残留争いは順位がものをいいますので、4位の佐藤康光九段はほぼほぼ安全圏といえそうですが、ここから4連敗という可能性もあるのがA級の怖いところ。
残留争いですが、5連敗の阿久津主税八段が苦しくなっています。
2度目のA級ですが、前回も全敗して陥落と、A級初勝利が遠いです。
1勝4敗は稲葉陽八段、久保利明王将、深浦康市九段の3人です。
深浦九段は1負勢との対戦を2局残していますが、3人の中で順位が最も低いということもあり、連勝しないと厳しそうです。
残って欲しい棋士ばかりなのですが、だれかが落ちなければならないのが順位戦の厳しいところです。

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第68期王将戦挑戦者決定リーグ戦・最終戦一斉対局 [将棋]

最後は激戦になりました。

【結果】
https://www.shogi.or.jp/match_news/2018/11/68_33.html

7名中陥落が3人という鬼リーグ。
最終戦までプレーオフ進出の可能性があるのは7名中5人で、3勝2敗で最終局を迎える豊島将之二冠、佐藤天彦名人、渡辺明棋王、糸谷哲郎八段と、最終局が抜け番の広瀬章人八段です。
陥落3名ということは、この5人中1名が陥落です。
まさに鬼リーグです。

最終戦の結果ですが
●佐藤天彦名人VS○糸谷哲郎八段
●豊島将之二冠VS○渡辺明棋王
○郷田真隆九段VS●中村太地七段

佐藤天名人は糸谷八段の阪田流向い飛車を相手に互角の激戦を繰り広げましたが、終盤の入り口で見落としがあり、一手ばったりの投了となりました。これで挑戦者争いから脱落です。
いまのりにのっている豊島二冠は渡辺棋王に完敗して挑戦者争いから脱落です。
角換わりですが、渡辺棋王は腰掛銀にせず、後手に攻めさせて最後は華麗に即詰みに討ち取りました。
この結果、順位上位2名の糸谷八段と渡辺棋王のプレーオフとなりました。

王将戦プレーオフは、12月3日(月曜日)に行われます!

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第31期竜王戦第4局(羽生善治竜王VS広瀬章人八段) [将棋]

羽生善治竜王の2勝1敗で迎えた第4局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

広瀬章人八段は、対局以外にも様々な活動をしています。
特に『将棋めし』『PRICE 女流棋士飛翔伝』の2本の漫画の監修をしていることが目立ちます。『将棋めし』はドラマにもなるヒット作となりました。監修の力も大いにあると思います。
広瀬八段は将棋連盟には北海道出身と登録されていますが、実際は東京出身で、北海道には4年しかいません。
それでも、その4年間に地元のアマ強豪と出会い、プロへと進みます。
こうしてみていくと、「情に厚い棋士」というイメージがわいてきます。
しかし、対局に情けは不要です。
ここで勝てばタイ、負ければ角番と大きな1局です。
さあ広瀬八段は先手をキープすることができるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/31/ryuou201811240101.html

ということで、将棋です。
4局目はまたまた角換わりとなりました。
戦形による先手不利、後手不利が定説化しつつあり、プロ間で採用できる作戦の幅が狭まっています。
勝負の世界ですから止むを得ないですが、ここまで角換わり一辺倒だと、見るファンが減るのではないかと不安になります。
横歩取りや矢倉が復活するような研究を願いたいです。
将棋は手待ちから、後手羽生竜王が先手を誘い、それに応じるようにして広瀬八段が仕掛けて戦いが始まります。
前例を離れたのは62手目、羽生竜王からでした。
意味の難しい手で、プロだからこそ意思疎通ができるような手です。
その後は捻りあいが続きますが、92手目の5五銀が広瀬八段の読みになかって手で、7八玉と寄って角筋を交わしますが、ここで後手大きく優勢になります。
あとは寄せですが、ここで第3局と同じく羽生竜王が着地に失敗します。
7四歩から8三歩と成り捨てて下から追うのがセオリーに反する手で、その後の羽生竜王の見落としもあり一気に広瀬玉が寄らなくなります。
76手目で8二飛車が勝ったようですが、おそらく形が良くないとみて、羽生竜王の読みにはなかったのでしょう。
最近の羽生竜王はこのようなことが多いように思います。
羽生竜王の連勝で始まった竜王戦ですが、ついに2-2のタイに戻りました。

第5局は12月4、5日(火、水)石川県七尾市「和倉温泉 加賀屋」で行われます!

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第28期倉敷藤花戦第2局(里見香奈倉敷藤花VS谷口由紀女流二段) [将棋]

里見香倉敷藤花の先勝で迎えた第2局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/

女流棋戦の創設は概ね3つに分かれます。
最古参の女流名人と女流王将が40期を超えています。
次が女流王位戦と倉敷藤花戦で、29期と26期です。
若いのがマイナビ女子オープンと女流王座で、この二つが賞金額500万と女流棋界ワンツーフィニッシュを飾っています。
倉敷藤花戦ですが、主催が倉敷市と行政なので、それほど高額の賞金にはらないと予測されます。実際、女流棋界のランクでも最下位です。
行政が支援するのは、文化的な後援という意味が強いと思います。
さあ、倉敷市主催が続くように、熱戦が繰り広げられるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/kifu/26/kurashikitouka201811240101.html

お互いに振り飛車を主戦場としている両者ですが、第2局は相振り飛車になりました。
後手里見香倉敷藤花が三間に飛車を振ると、先手谷口女流二段は向かい飛車を採用します。
序盤はジリジリとした駒組が続きましたが、後手が少しづつポイントを稼ぎます。
金無双と高美濃囲いという玉形の差も後手有利です。
非勢を意識した谷口女流二段は、堪え難きを堪え、我慢の手を重ねてチャンスを待ちます。
谷口女流二段は上部脱出に望みをかけますが、最後は手筋の馬捨てから綺麗に寄せ切り112手まで自玉に影も踏ませぬ圧勝劇でした。
これで里見香倉敷藤花が連勝し、4期連続9度目の戴冠を果たしました。

里見香倉敷藤花おめでとうございます!

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第8期女流王座戦第3局(里見香奈女流王座VS清水市代女流六段) [将棋]

里見香奈女流王座の連勝で迎えた第3局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/

棋士のピーク年齢は個人差があると思います。
いままで様々な棋士のインタビューを読んでいると、読みの速度は二十代前半がピークで、
そこから徐々に下降していく。
ただ経験により読みの効率が上がったり大局観が磨かれたりするので、棋力としては二十代半ばから三十代前半で最高値に到達というのが一般的かなと思います。
そういう意味で、里見香奈女流王座はこれからがピークで、清水市代女流六段は最強王座に挑む形になります。
ただ四十代を越えても勉強によっては強さを維持したり、二度目のピークを迎える棋士もいます。
清水女流六段は公的な仕事も抱えて忙しいなかで、挑戦権を獲得するのは立派だと思います。
また、タイトルを獲得する可能性も持っていると思っています。
さあ清水女流六段はベテランらしい指しまわしを見せてくれるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/8/joryu_ouza201811210101.html

ということで、将棋です。
戦形は後手の里見香女流王座がゴキゲン中飛車を採用し、清水女流六段が超速で対抗しました。
清水女流六段が序盤に五筋の位を奪い返しますが、その代償として三筋を押し込められてやや作戦負けになります。
そこからの里見女流王座の指しまわしは磐石でした。
分かっていても防げない攻めを繰り出して有利を拡大すると、後は「負けない手」を続けて、自然に優勢から勝勢になります。
清水女流六段もあやを求めますが、手ごまもなくなり、手段が尽きたところで投了しました。
里見香女流王座の強さが目立った一局だと思います。

これで負け無しの3連勝となり、シリーズ3連覇を達成しました。
里見香女流王座おめでとうございます
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