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第4回YAMADAチャレンジ杯決勝 [将棋]

男女同時に準決勝、決勝が行われます。

【主催者HP】
https://www.yamada-denki.jp/information/190525/

出場資格は「五段以下でプロ入り15年未満の棋士(タイトル戦未出場)、アマチュア選抜1名」ですので、本当に若手限定の棋戦です。
持ち時間20分チェスロック使用なので、公式戦ではNHK杯戦の次に時間の短いスプリント勝負です。
ヤマダ電気は子供将棋教室を開催するなど、将棋界への貢献が大きいです。まだ4回目ですが、お客さんが多く集まれば5回、6回と続いていくと思います。
今回も大盤解説に佐藤康光会長、森内俊之九段、山口恵梨子女流ニ段と人気の高い棋士をそろえていますので、お近くにお住まいの将棋ファンはぜひとも出かけてみてください。

ということで、将棋です。

【決  勝】門倉啓太五段VS井出隼平四段
https://www.youtube.com/watch?v=vP38IjM_97s
両者とも振飛車党ですが、先手井出四段の三間飛車に後手門倉五段の居飛車穴熊の対抗形となりました。
序盤は井出四段が積極的に動き、先手の模様が良くなります。
しかし、ここから具体的な戦果を上げるのが難しいですが、穴熊を恐れず井出四段はお互いに飛車をなりこむ順を選びます。
最終番まで優勢を維持しますが、最後の最後で後手玉を逃してしまいました。
棚ぼた的ですが、後手門倉五段が128手まで勝利し、棋戦初優勝を飾りました。
門倉五段おめでとうございます!


【女流決勝】伊奈川愛菓女流初段VS山根ことみ女流初段
https://www.youtube.com/watch?v=LL68Lfsgj9E
お互いに初の棋戦優勝を目指します。
先手伊奈川女流初段の四枚穴熊にダイヤモンド美濃の対抗形となります。
伊奈川女流初段は桂損の攻めを敢行しますが、追い返されて形勢を損ねます。
その後、山根女流初段は4一に作ったと金を穴熊まで寄せることに成功し、ラストは大駒を叩ききっての収束です。
116手まで後手山根女流初段が勝利し、嬉しい棋戦初優勝です。
山根女流初段おめでとうございます!
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第32期竜王戦挑戦者決定戦3番勝負第1局(豊島将之名人VS木村一基九段) [将棋]

王位戦と並行しての10番勝負となりました。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

タイトルを争う棋士同士だと、タイトル戦等の番勝負が平行して行われることがあります。
豊島名人と木村一九段も王位戦と並行して竜王戦挑戦者決定3番勝負が行われることになりましたが、豊島名人はタイトルホルダーですが、木村一九段はいまだに無冠です。
それどころか今年の勝ち負けは11勝8敗で勝ちまくってるわけでもありません。
それでも、重要な勝負はことごとく勝利し、ここまで勝ち上がってきました。
絶好調といっても良いと思います。
これだけ同じ棋士同士の対局が続くと、とっておきの作戦を隠しあうという駆け引きがみられるかもしれません。
王位戦第3局では豊島名人は意表の矢倉を採用しました。
さあ、竜王戦ではどのような作戦がみられるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/32/ryuou201908130101.html

ということで、将棋です。
先手は木村一九段で、相掛かりとなりました。
ここで最初に用意の作戦を出したのは木村一九段でした。
8七歩が見えている中での7七桂です。
これはすぐに角金と飛車の交換となる変化がありますが、その変化でも勝てるという研究がないとできない手です。
ところが豊島名人の研究範囲だったのか、その手順に豊島名人はまっすぐに突っ込んできます。
木村一九段が飛車を二枚かさね、豊島名人が手にした金と角を投入して守る。
が、次の1手で研究の差がでた気がします。
37手目に9六歩と後手陣の弱点である端角の頭を攻める準備をしますが、その歩が届く前に豊島名人が攻勢にでて、あっというまに勝勢となります。
最後は後手陣はほぼ手付かずなのに先手陣は崩壊という大差の将棋となりました。
82手まで豊島名人が先勝として、竜王挑戦に大きく近づきました。
第2局は8月23日(金)に、東京・将棋会館で行われます!
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第60期王位戦第3局(豊島将之王位VS木村一基九段) [将棋]

豊島王位の連勝で迎えた第3局です。

【王位戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/oui/

棋士の才能はプロ入りの年齢で概ね分かるといわれます。
木村一九段は小6で奨励会入りし、わずか3年でニ段に昇ります。
ここまでの棋暦は将来を期待させるものです。
ところが三段昇段に約2年かかり、三段リーグ突破には6年半。気がついたら23歳になっていました。
ここから木村一九段の快進撃が始まります。
タイトルこそ手が届いていないものの毎年高勝率を上げ続け、長らく通算勝率7割を超えていました。
2010年には三十代後半にて全棋士参加のトーナメント戦で初優勝。
さらに超早指しのアメバトーナメントでは若手に混じって準決勝まで進出。
そして46歳にて7度目のタイトル挑戦は、まさに将棋界において貴重な大器晩成だと思われます。
さあ、木村一九段は、初タイトルに向けて、一矢報いることができるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/60/oui201908080101.html

ということで将棋です。
先手豊島王位は角換りではなく矢倉を選択します。
将棋界全体的に角換りの採用が減少傾向にあり、豊島王位もここで変化球といったところでしょうか。
後手木村一九段はバランス重視の土居矢倉を選択し、先手豊島王位が早々に仕掛けていきますが、受けは木村一九段の得意とするところ。
バラバラに見えながら微妙にバランスを取り、今度は攻め駒を責め始めます。
ここで打った銀が重く、飛車を追いかけますも捕まえきれず、微妙な局面となります。
しかし、木村一九段は踏ん張りました。
豊島王位の猛攻を受けきると一転してゆっくりと攻めて、118手まで豊島王位を投了に追い込みました。

木村一九段は三連敗を免れるのと同時に、後手番で大きな勝利を挙げました。
第4局は8月20・21日(火・水)、兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で行われます!

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第1期ヒューリック杯清麗戦第1局(里見香奈女流五冠VS甲斐智美女流五段) [将棋]

女流棋界7つ目のタイトルの第1期が決まりす。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/

ヒューリックは棋聖戦も特別協賛しており、ここ最近、将棋界にどんどん進出しています。
新棋戦を立ち上げるにあたり、用意した賞金は700万円で、もちろん女流棋界最高額です。
お金を稼ぐために将棋を始めるひとは少ないとは思いますが、棋戦が増え、女流棋士として生活ができるようになるのは良いことだと思います。
棋界の7大タイトルで賞金額が公表されているのは竜王戦だけですが、噂通りなら棋界でも4~5位に食い込む大型棋戦です。
予選が6勝通過2敗失格システムですので、最低でも2局は消化するわけで、対局数が増えるのも良い試みだと思います。
ただ、予選が分かりにくいので、見せかたに工夫がいるのかなと思います。
さあ、栄えある第1回の清麗位に近づくのは、里見女流五冠でしょうか、それとも甲斐女流五段でしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/seirei/kifu/1/seirei201908030101.html

ということで将棋です。
里見女流五冠は後手番となり、三間飛車から棒金という珍しい作戦を取ります。
菅井竜也七段も採用したことがありますが、先手の2五歩を金の後押しによって桂馬で取るのが主張です。
戦いが始まったのは4五歩からです。
玉頭方面に金銀を寄せて厚みを築いている先手から仕掛けて香得を果たしますがと金と成桂を作った後手が好調です。
お互いに横から攻める形となり、甲斐女流五段が築いた玉頭方面の厚みが生きない展開となったのが誤算でしょうか。
優位にたった里見女流五冠は確実に先手玉を追い詰めます。
終盤で何度か詰みを逃したようですが、包囲網を確実に狭め、まずは96手まで女流六冠に向けて里見女流五冠が先勝しました。
第2局は8月24日(土)、鹿児島県指宿市「指宿白水館」で行われます!

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第60期王位戦第2局(豊島将之王位VS木村一基九段) [将棋]

豊島王位の先勝で迎えた第2局です。

【王位戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/oui/

タイトルは獲得して半人前、防衛して一人前と言われます。
昨年から今年にかけて瞬く間に3冠を獲得した豊島王位ですが、これからは防衛戦が続きます。
まず第一弾のヒューリック杯棋聖戦は破れ、2冠に後退しました。
羽生善治九段は、棋聖戦、王位戦、王座戦と連続して防衛戦を続けていた時期がありました。
タイトル獲得数を伸ばし、記録に残るだれもが認める大棋士となるためには、防衛戦を続けていかなければなりません。
若いと思っていた豊島王位ももう29歳です。捲土重来をしている暇はありません。
さあ、大棋士となるために、王位戦の防衛をぐっと引き寄せることはできるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/60/oui201907300101.html

ということで、将棋です。
先手は木村九段で、相掛かりとなりました。
手将棋になりやすく、力戦を志向したのかもしれません。
棋風らしく豊島王位の攻め、木村九段の受けとなりましたが、逆型をものともしない7七金からさらに斜め前へと8六金と力強くまえにでて、木村九段の模様がよくなります。
不利を自覚した豊島王位は暴発せず、じっと耐える手を続けます。
ここで木村九段は攻める手もありましたが、じっくりと模様を拡大する戦略を取ります。
立て直す時間を得た豊島王位は徐々にこまをほぐし、差をつめていきます。
木村九段も当初は押さえ込みの予定だったと思われますが、戦いとなり、徐々に局面が難しくなります。
そして76手目、角当たりを放置しての4五桂が木村九段の読みになかった鋭い好手でした。
押さえ込み作戦は網が破られると弱いです。
以降は木村陣が一気に崩壊し、いかに受け師といえどもどうにもなりませんでした。

豊島王位は逆転で2連勝を飾り、初防衛に大きく近づきました。
第3局は、8月8・9日に福岡市「大濠公園能楽堂」で行われます!
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第67期王座戦挑戦者決定戦(豊島将之王位VS永瀬拓矢叡王) [将棋]

タイトルフォルダー同士の決定戦となりました。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ouza/

豊島名人は棋聖戦で渡辺明二冠に失冠し、二冠に後退しました。
しかし王位戦では悲願の初タイトルを目指す将棋の強いおじさんこと木村一基九段相手に開幕局を完勝で飾り、調子落ちは見られません。
いま将棋界におけるレーティングで断トツの1位は渡辺三冠ですが、豊島名人は堂々たる2位につけています。
永瀬拓矢叡王も4位と高レーティングです。
ただ、5月末から渡辺明、羽生善治、菅井竜也等といったトッププロ同士の相手が続きやや調子を落としたようで、一時期は1900を越えていたレーティングも1800後半まで落ちました。順位戦でも3連敗と思わぬスタートです。
しかも今回の相手、豊島名人には連敗中と不利なデータばかりですが、不屈の闘志を持つ永瀬叡王です。
きっといい将棋を見せてくれるでしょう。
さあ、永瀬叡王は、挑戦者を決める大一番で、いままでの借りを返すことができるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/67/ouza201907250101.html

先手番になったのは永瀬叡王です。
レベルが上がれば上がるほど、先手番の利は大きいです。
永瀬叡王は矢倉を採用し、後手豊島名人は矢倉模様から銀を前に繰り出して、雁木風に構えます。
先に仕掛けたのは先手で、3五歩から銀交換になります。
そこから豊島名人は金を3三に上げますが、生じた隙にすかず銀を打ち込まれ、桂香を捕られます。
その間に豊島名人が攻めなければおかしいのですが、目だった戦果が挙げられず、ここで差がついた気がします。
その後は手堅くいく永瀬流が炸裂し、125手まで永瀬叡王が完勝しました。
これで王座戦5番勝負への進出決定です。

第1局は9月2日(月)、神奈川県秦野市「元湯 陣屋」で行われます!
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第2回abema杯将棋トーナメント決勝(藤井聡太七段VS糸谷哲郎八段) [将棋]

藤井聡七段が連覇に挑みます。

【中継サイト】
https://abema.tv/now-on-air/shogi

藤井聡七段の活躍は言うに及びません。
まだタイトル挑戦こそないものの、実力は棋界トップクラスで、朝日杯優勝でもその実力は裏付けられました。
本棋戦でも、高速の読みで、わずか1敗で決勝まで登ってきました。
糸谷八段も早指しの強さには定評があるというか、いつも早指しです。
苦しい将棋もありましたが、糸谷八段らしい幻惑するような手を連発し、逆転して勝ち上がってきました。
お互いに早指しを得意とそますが、定跡系の藤井聡七段に対し、力戦系の糸谷八段とその棋風は大きく異なります。
さあ、早指しの雄同士の一戦は、どのような結末を迎えるでしょうか!

ということで将棋です。

第1局は藤井聡七段の先手番。後手の糸谷八段は得意の一手損を採用しますが、中盤で優勢になった藤井聡七段が、糸谷八段の怪しい受けに手数はかかりましたが、危なげなく押し切りました。
第2局は糸谷八段が力戦形に持ち込みます。一歩損ながら手得を主張します。陣形がバラバラながらも後手の壁形を突いて終盤で抜け出し、そのまま即詰みに討ち取りました。
運命の第3局で先手番を引いたのは糸谷八段。
第2局と同じようなオープニングを採用しますが、今度は歩を取らせません。
中盤で藤井聡七段が優勢になり、駒をポロポロ取る展開となりますが、糸谷八段は諦めません。
最後は藤井聡七段の玉をあと一歩のところまで迫りますが、打ち歩詰めで凌ぎます。
先手の攻めを完全に見切る磐石の強さで、藤井聡七段が連覇を達成しました。もはや誰が藤井聡七段を止めるのか、といったレベルだと思います。
優勝おめでとうございます!
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第90期ヒューリック杯棋聖戦第4局(豊島将之棋聖・王位・名人VS渡辺明棋王・王将) [将棋]

豊島棋聖の1勝2敗で迎えた第4局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/kisei/

モバイル中継の仕様が変更となり、ツィッターへのスクリーンショットの投稿が禁止となったようです。
タイトル戦などの注目対局日は、#shogilive が大変な盛り上がりを見せるのですが、これで冷や水を浴びせられそうです。
確かに著作権の問題ありますが、これは権利というより、日本将棋連盟が目指す方向性はどちらなのか、という戦略の問題のような気がします。
将棋というブランド価値を高め、ブランドを背景にした事業を展開するならいままで通りの仕様で問題ないというより、むしろ奨励すべきです。
そうではなく、モバイル会員を増やし、確実にえられる収入を増やすという方向なら、権利を主張するのももっともです。
有料で配信している画面をドンドン流されたら、モバイル会員の不満がたまるかもしれません。
個人的にはブランド力を高めることに注力すべきだとは思いますが、どちらの考えもあるのでなんともいい難いところです。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/90/kisei201907090101.html

ということで、将棋です。
後手渡辺二冠は豊島棋聖の研究を警戒してか、雁木を採用します。用意の作戦とは思いますが、豊島棋聖はスイスイと手を進め、わずか消費時間10分で仕掛けます。
これは渡辺二冠の19分より短いです。
そこからはお互いに考慮を繰り返し、手が重くなります。
仕掛けた時点では先手好調を思わせましたが、渡辺二冠が踏ん張り、豊島棋聖に歩なりで飛車取りを掛けられますが、逆に王手で飛車を逃げ出すことに成功します。
流れは後手好しですが、先手も後手に楽をさせません。
最後の最後までもつれて、両者1分将棋になります。
終盤で抜け出したのが、渡辺二冠でした。
時間切迫で形勢が揺れ動いたシーンもあったかと思いますが、はっきり渡辺優勢になってからは揺るぎませんでした。
136手まで渡辺二冠が五番勝負を3勝1敗で制し、初の棋聖を獲得です。これで、2013年以来の三冠復帰を果たました。

渡辺棋聖おめでとうございます!
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第60期王位戦第1局(豊島将之王位VS木村一基九段) [将棋]

木村一九段が初タイトルに挑みます。

【王位戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/oui/

木村一九段はタイトル挑戦が7回目になります。
タイトル獲得無しでタイトル挑戦回数という珍記録で森下卓九段と並んでいましたが、もしタイトル挑戦に失敗すると単独1位となります。
とはいえ、本人としては初タイトルが欲しいところだと思います。
もし木村一九段が初タイトルを獲得すると、「初タイトル獲得の最長年齢」という記録になります。
いままでが有吉道夫九段が36歳7ヶ月で初タイトル、棋聖位を獲得したのが記録ですから、これを10年も更新することになります。
どちらに転んでも新記録です。

さあ、木村一基九段の7度目のタイトル挑戦の初戦はどうなったでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/60/oui201907030101.html

ということで、将棋です。
後手番になった木村一九段は、横歩取り8五飛戦法を採用します。
横歩取りは青野流が猛威をふるい、先手有利が定説となりつつあります。ですが、角換わり一辺倒を避けるためか、最近採用が増えているような気がします。
8五飛戦法は攻撃的な戦法で、高橋道雄九段の得意戦法です。
木村一九段は先手の手番に合わせるように両桂を跳ねて飛車を中央に回るという常套手段を見せますが、角と桂馬で飛車をイジメられて1日目から評価値1000を超えるという苦戦に陥ります。
二日目以降は苦難の道のりです。
すぐに倒れないように我慢の手を続けますが、勝負としては豊島王位のミス待ちという状態です。
形勢はどうしようもなく開きますが、木村一九段は時間を使い、最後まで全力を尽くす姿勢を見せます。
木村一九段は持ち時間を使い切ったところで、投了しました。
99手まで豊島王位が3時間以上余しての圧勝です。

王位戦第2局は7月30日、31日に北海道札幌市「京王プラザホテル札幌」で行われます!
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第90期ヒューリック杯棋聖戦第3局(豊島将之棋聖・王位・名人VS渡辺明棋王・王将) [将棋]

豊島棋聖の1勝1敗で迎えた第3局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/kisei/

棋聖戦は1962年が第1回ですが、すでに90期を数えます。
これは1994年まで年2回開催されていたからで、あまりにせわしなさ過ぎるためか1995年から年1回に変更されています。
また永世棋聖も通算5期と比較的緩いので、永世棋聖獲得者が5人もいます。大山、中原、米長、羽生、佐藤康と昭和平成の大棋士が並んでいます。
年2回時代に活躍した谷川浩司が通算4期で届いていないのが意外ですが、5番勝負で羽生善治に4回敗れているのが響いています。
平成の大棋士である渡辺明も三十代中盤を迎えます。通算5期を狙うには、そろそろ獲得しないと厳しくなってきます。
さあ、渡辺二冠が永世棋聖に向けて、タイトル獲得に向けて前身することはできるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/90/kisei201906290101.html

ということで将棋です。
将棋は先手渡辺二冠が矢倉模様に組むと、後手豊島棋聖は雁木系から中住まいとします。
お互いに研究を警戒しているのか手将棋となり、先手は総矢倉になります。
矢倉受難の時代に、久しぶりに見た気がします。
急戦さえ食らわなければ、矢倉は強いです。
戦いが始まると、評価値は互角でも、玉の堅さや手の分かりやすさで先手が勝ちやすい形になります。
なにせ後手は中住まいのため、上部から攻められると玉直撃が痛いです。
中央でガシガシした戦いになると、互角だった評価値も急速に先手に傾いていきます。
劣勢の豊島棋聖はなんとか綾を付けようとしますが、先手に素直に応じられて、攻めが切れたところで投了しました。
渡辺二冠は40分以上も時間を残す圧勝です。形勢が傾いてからは速やかったです。

これで渡辺二冠の2勝1敗となり、棋聖獲得まであと1勝となりました。
第4局は7月9日(火)に新潟県新潟市「高志の宿 高島屋」で行われます!
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