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第4期叡王戦第1局(高見泰地叡王VS永瀬拓矢七段) [講座・セミナーの紹介]

いよいよ初の防衛戦です。

【中継サイト】
http://www.eiou.jp/

ドワンゴ主催の叡王戦ですが、第1局の舞台はなんと海外です。海外でタイトル戦を開催するのは2014年の竜王戦以来です。
会場は台湾の圓山大飯店です。ちなみに中国語で飯店(ディエン)はホテルのことです。
台湾は囲碁が盛んですが、将棋に類するゲームとしてチャンシーも指されています。
囲碁はどもでも囲碁ですが、将棋はバラエティに飛んでいます。
ヨーロッパではチェスであり、中国、台湾ではチャンシー。インドはチャトラガで、タイにも独特の将棋があります。
世界各国に独自の将棋があることが、日本将棋普及の壁になっているように思います。
いつか大々的に日本将棋の世界大会が開催されたらよいですが、海外対局がその一助になることを願っています。

【棋譜】
http://www.eiou.jp/kifu_player/20190406-1.html

ということで将棋です。
先手は永瀬七段で角換わりへと進みます。
用意の作戦かどうかは分かりませんが、永瀬七段は主流の腰掛銀ではなく早繰り銀を採用します。
中盤攻め立てますが、持ち歩がないため小技が利きません。
攻めがひと段落したところで、高見叡王が即座に反撃します。
歩の頭に銀を露骨に打ち込み、銀で金をむしりとって78手目に8七歩成りとします。
このと金を取れないようでは後手の攻めが決まってしまいますが、取りきれず、永瀬七段は玉を中段に逃がします。
評価値は後手側に大きく振れ、ついには2000点を超えます。
後手勝勢です。
コンピューターによれば、先手陣に飛車を打ち込み上下挟み撃ちにするのが良かったようですが、高見叡王は先手玉を頭から押さえにかかります。
この当たりから評価値が急接近します。
先手玉を追いながら銀を取ったものの王手金取りをかけられて怪しくなり、その次の飛車打ちも良くなかったのかついに逆転します。
2200点からわずか10手。まさに急転直下です。
その後も後手は先手玉を追いかけますが届かず、後手玉を即詰みに討ち取られて無念の投了となりました。
高見叡王は終盤の妖術で次々と逆転をものにしてきただけに、悔しい1敗だと思います。

叡王戦第2局は、平成31年4月13日(土)、北海道・北こぶし知床ホテル&リゾー
トで開催されます!
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