So-net無料ブログ作成

第61期王将戦第3局(久保二冠VS佐藤九段) [将棋]

【第61期王将戦中継サイト】
http://mainichi.jp/enta/shougi/ohsho/

【第3局棋譜】
http://mainichi.jp/enta/shougi/etc/kifu/120216.html

佐藤九段2連勝で迎えた第3局です。
第2局と第3局の間にA級順位戦8回戦で両者は対局しており、先手久保二冠が快勝しています。
久保二冠から見て、●●○という並びになります。
ここしばらく久保二冠の不調が目立っていましたが、ここへきて5連勝と調子が上向いています。対する佐藤九段は3連敗と元気がありません。
久保二冠からすれば、勢いに乗ってここでひとつ白星を返したいところです。

さて、将棋です。
後手番の久保二冠は、いつものようにゴキゲン中飛車に構えます。
なぜゴキゲンかというと、この作戦の創設者である近藤正和五段がいつもにこやかな笑顔を浮かべていて「ゴキゲン流」と呼ばれていたことから、「ゴキゲン中飛車」という名前になりました。
飛車がゴキゲンになっているわけではありませんので、ご注意を。

佐藤九段はゴキゲン対策として、超速と呼ばれる3七銀から角側にある左銀も繰り出し二枚銀で中央を制圧するという作戦を採用します。
先週行われた朝日オープン戦準決勝で、羽生二冠も新鋭菅井五段相手に銀二枚で中央を制圧する構想を採用するように、ゴキゲン対策の最前線です。
当然に予想された作戦に対し、久保二冠の決断は早々につっかける30手目5六歩。
さらに34手目に1五角とでて、成否はともかくとして久保二冠らしい手が続きます。
そこでじっと6八金と寄ったのが、佐藤九段の好判断。
やむなく久保二冠は5一飛車と引きますが、すかさず5三に歩で蓋をしました。
この辺りで、佐藤九段が指しやすくなったと思います。
とはいえ難しい局面。
そこを佐藤九段は5四銀と5三の拠点を確保し、当たりになっていた飛車を下げるなど、相手の手を封じながらじりじりとリードを広げます。
苦しい久保二冠は50手目に2七馬と罠を仕掛けますが(控え室はその罠を見抜けなかった)、その罠を看破した6五銀が優勢を決定付け、かつ銀を中央に三角に並べるという美しい一手になりました。
久保二冠も細いながらも攻めを繋ごうとしますが、攻めが切れたところで佐藤九段が久保玉に一気に襲い掛かり、95手まで佐藤九段の快勝譜となりました。

これで佐藤九段は3連勝と、久しぶりのタイトルまであと一つと迫りました。久保王将としては苦しい星勘定となりましたが、ひとつ取り返せばまた調子が上がってくると思います。
注目の第4局は2月22日(水)、23日(木)に兵庫県加古川市で行われます!

nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 4

かまちゃん

はじめまして。
振り飛車党としては、この結果は残念でなりません。
4局目は久保王将の地元なんで、ここからの巻き返しを
期待しています。

原稿のあらすじ、頑張ってください。

by かまちゃん (2012-02-18 08:05) 

サイトー

>かまちゃんさん
こちらこそ始めまして。
将棋を指すときは居飛車党なのですが、見るのは振り飛車のほうが楽しいですね。
とくに久保二冠の将棋は駒使いが華麗ですからね。

原稿のあらすじ頑張ります!
by サイトー (2012-02-18 13:10) 

3番目の落書き

トラックバックありがとうございました。これからもよろしくお願い申し上げます。
by 3番目の落書き (2012-02-20 23:16) 

サイトー

>3番目の落書き様
こちらこそよろしくお願いします。
微力ながら、将棋界を盛り上げていきましょう!
by サイトー (2012-02-23 05:58) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0