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【書評】宮部みゆき『模倣犯』 [書評・映画評(DVD含)]

2002年に映画化され、観客動員100万人を越すヒットとなった宮部みゆきの代表作のひとつです。


模倣犯1 (新潮文庫)

模倣犯1 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/11/26
  • メディア: 文庫




模倣犯2 (新潮文庫)

模倣犯2 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/11/26
  • メディア: 文庫




模倣犯3 (新潮文庫)

模倣犯3 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/11/26
  • メディア: 文庫




模倣犯〈4〉 (新潮文庫)

模倣犯〈4〉 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/12/22
  • メディア: 文庫




模倣犯〈5〉 (新潮文庫)

模倣犯〈5〉 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/12/22
  • メディア: 文庫



本作は文庫5冊という大作です。第55回毎日出版文化賞特別賞、2002年芸術選奨文部科学大臣賞文学部門受賞と、賞も複数獲得しています。それだけの価値がある作品だと思います。
ジャンルとしてはサスペンスに該当するかもしれませんが、加害者、被害者、さらには周辺の人間模様を丹念に描き、それぞれの人生をあぶり出していく手法は純文学に通じるものがあると感じました。
登場人物は多いですが、それぞれのキャラの人生が深く掘り下げられており、煩わしさは覚えません。各キャラクターのバックグラウンドが豊富で、キャラの舞台裏がたたみかけるように読者にどしどし開示されていきます。
普通なら途中で飽きるのですが、バックグラウンドが独創性豊かな上に、文章が平易で読みやすく、ときおりピリリと効いた比喩や会話が挟まれるので、分量を意識することなく読み進めてしまいます。
冒頭だけもっさり(宮部みゆきの唯一の弱点だと思います)していますが、そこを越えたら飛ぶようにページが進みます。
本好きなら、ぜひとも読むべき作品のひとつだと思います。
特におすすめです!
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