【書評】宮部みゆき『レベル7』 [書評・映画評(DVD含)]
500Pを越える長編ミステリです。
記憶喪失の男女があるマンションの一室で目覚めます。自分が何者なのか、なぜ自分がここにいるのかまったく分かりません。
雲を手で掴むような状況からスタートして、自分を知り、そしてある人物が全てを牛耳る町で行われた殺人事件へと物語が繋がっていきます。
本書は大きく2つに分かれます。
前半は主人公たちが自分たちの名前を知るための物語。
後半は巨大な敵に立ち向かう冒険活劇です。
最後は宮部みゆきらしいどんでん返しの連続ですが、いろいろと苦しい部分が散見されます。薄氷をわたっていくようなきわどさです。
それでも、こうして満足感を持たせてしまうところに、宮部みゆきの力を感じます。
ハートウォームなラストも好印象です。
宮部みゆきファンのひとたちに!
記憶喪失の男女があるマンションの一室で目覚めます。自分が何者なのか、なぜ自分がここにいるのかまったく分かりません。
雲を手で掴むような状況からスタートして、自分を知り、そしてある人物が全てを牛耳る町で行われた殺人事件へと物語が繋がっていきます。
本書は大きく2つに分かれます。
前半は主人公たちが自分たちの名前を知るための物語。
後半は巨大な敵に立ち向かう冒険活劇です。
最後は宮部みゆきらしいどんでん返しの連続ですが、いろいろと苦しい部分が散見されます。薄氷をわたっていくようなきわどさです。
それでも、こうして満足感を持たせてしまうところに、宮部みゆきの力を感じます。
ハートウォームなラストも好印象です。
宮部みゆきファンのひとたちに!