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【書評】宮部みゆき『淋しい狩人』 [書評・映画評(DVD含)]

第45回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)候補の『六月は名ばかりの月』が収録されています。


淋しい狩人 (新潮文庫)

淋しい狩人 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1997/01/29
  • メディア: 文庫



本作は連作短編集で、古本屋のイワさんと、そのイワさんのたったひとりの不出来な孫の二人が様々な事件を解決していきます。
とにかくキャラ設定が絶妙で、その上に著者の語り口が上手いので、どんどん吸い込まれるように読んでしまいます。
特に自分が推したいのは、日本推理作家協会賞候補作ではなく、『うそつき喇叭』です。
ここには宮部みゆきが創作した(と思われる)児童文学が登場し、そこから物語が展開していきますが、いやこの児童文学が印象的で、ガツンと響きました。
救いの少ない結末も、妙に印象に残ります。
全ての作品が粒ぞろいで、レベルが高いです。

傑作連作短編集と言っていいとおもいます。
特にオススメです!
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