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第66期王将戦第6局(郷田真隆王将VS久保利明九段) [将棋]

郷田王将の2勝3敗で迎えた第6局です。

【中継サイト】
http://mainichi.jp/oshosen/

トップ棋士は本当にわずかな差で戦っていると思います。
一時期の郷田王将は信じられら無いほどの不振で、指せば負けるという状態でした。
王将戦で3連敗し、B級1組に在籍してる順位戦も陥落直前までいきました。
そのままずるずると落ちていくかとおもいきや王将戦で連勝して踏みとどまり、順位戦も最後に連勝して残留を勝ち取りました。
郷田王将は若いころから実力を認められてきました。
同世代の先崎学九段は、「一番うれしかったのは四段になったとき。二番目に嬉しかったのは郷田が四段になったとき」と述べています。
これは人柄もありますが、郷田王将の実力を認め、ライバルだと意識したからこそ出る言葉だと思います。
さあ、調子を取り戻した郷田王将が奇跡の防衛に向けて3連勝を飾ることができるでしょうか!

【記譜】
http://mainichi.jp/oshosen-kifu/170314.html

先手久保九段の選択は向い飛車でした。
そこからじりじりとした駒組が続きますが、後手の端が弱いと見た封手直前の1九飛車が機敏でした。
郷田王将は金冠にして辛抱しますが、形が悪く、今度は弱くなった左辺、中央と仕掛けていきます。
桂交換して角と桂馬を打たせ、離れていた金を自玉に寄せながら飛車を活用する。
振り飛車党にとって指がしなる手が続きます。
久保九段は後手の弱点である4二に成桂を作り、あとは飛車を打ち下ろして攻めるだけの局面に至ったところで、郷田王将は投了の意思を示しました。
金銀四枚の囲いながら形が悪く、粘りの効かない形です。
投了も止むを得ないと思います。

これで久保九段は6期ぶりの王将復帰で、タイトル獲得数通算6期となりました。全体的に、お互いの勢いの差が出たシリーズだったと思います。
久保王将おめでとうございます!