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【書評】古市剛史『性の進化、ヒトの進化~類人猿ボノボの観察から~』 [書評・映画評(DVD含)]

ヒトに最も近いといわれる類人猿ボノボから、ヒトの進化を探ります。


性の進化、ヒトの進化―類人猿ボノボの観察から (朝日選書)

性の進化、ヒトの進化―類人猿ボノボの観察から (朝日選書)

  • 作者: 古市 剛史
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 単行本



著者の結論はとても興味深いです。
気候変動でサバンナに進出せざるを得なくなったヒトが、多産多保護戦略をとらざるを得なくなり、そのために社会生活を高度化させた。
育児にオスを参加させないと多産多保護戦略は成り立たないため、性も個別の性関係を維持するように進化させてきた。
ヒトから発情がなくなったのも、その流れだと。
また、道具を使用するために二本足歩行になったという説は間違いであり(時系列で並べれば、ああなるほど)、遠方から獲物を持ち帰るためにこの不利な二足歩行に進化せざるを得なくなったという説も、説得力があります。

本筋からはずれますが、途中でボトルネック効果が紹介されていました。
ボノボとチンパンジーとアウストラルピテクスは綺麗に分布が分かれており、コンゴ川と地溝帯が互いの種の行き来を遮断し、個体群が小さくなったことで生存に有利でも不利でもない突然変異が全体に広がり易くなるというものです。
いろいろと勉強になりました。

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第28期竜王戦第2局(糸谷哲郎竜王VS渡辺明棋王) [将棋]

糸谷竜王先勝で迎えた第2局です。

【竜王戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

少し前の話題ですが、元奨励会三段で、各種アマ棋戦で活躍されてきた天野貴元さんが10月27日に亡くなりました。30歳でした。

[朝日新聞記事]
http://www.asahi.com/articles/ASHBW45GCHBWUCLV004.html

天野貴元は16歳で三段リーグ入りして、四段は確実とみられましたが10年間上がれず、26歳にて年齢制限にて退会。その1年後に舌癌発覚し、余命1年と宣告されます。
天野貴元の名を世に知らしめたのは将棋ペンクラブ大賞を受賞した実録『オールインワン』です。
彼の将棋に向けたひたむきな生き方や、何事も諦めない前向きな姿勢は多くのひとに力になったと思います。
衰える体力にはむかうように、死去直前まで将棋大会には参加を続けました。
週刊誌の記事にもなりましたが、最後の大会では駒が持てずに時間切れ負けする状態になるまで将棋を続けました。
itumonさんのツィート「天野さんは最後の一瞬まで天野さんとして生き、駆けられた。その事は絶対に忘れない」が胸に響きます。
月並みな言葉ですが、ご冥福をお祈りいたします。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/28/ryuou201510290101.html

さて将棋ですが2局連続しての横歩取りとなりました。
これで糸谷竜王が勝てば、いわゆる往復ビンタとなります。
渡辺棋王は2三銀から飛車をぶつける横歩取りの最新形に構えます。この飛車のぶつけに飛車交換に応じるか否か、角交換をするか否かで分岐していきますが、糸谷竜王は飛車交換に応じて直に8四飛車と打ち込みます。
微妙な違いですが、この時点で前例がないようです。
渡辺棋王はこの手を真っ向から否定するような8三歩を打ち、飛車と銀香+角成りの交換を受けます。
ぱっと見は先手が得したように見えますが、意外と後手が悪くないようです。
糸谷竜王は7七桂・6五桂~7五歩・7六歩と攻める姿勢を明確にしますが、この構想が悪かったようです。
渡辺棋王の角切りから4九飛車と玉を追い出されて、上下から挟撃される格好になりました。
糸谷竜王は5三に成桂を作ったものの、攻めのターンは回ってこず、そのまま68手という短手数で渡辺棋王の勝利となりました。

ひとつ間違えるとどうにもならなくなる横歩取りの怖さを思い知らされたような将棋でした。
渡辺棋王は久しぶりの勝利で、これで調子が戻ってくるかもしれません。
第3局は11月5・6日(木・金)に和歌山県伊都郡「別格本山 總持院」にて行われます!


創作状況【10月下旬】 [ぼくの公募状況]

【メルマガ原稿】
 今月のメニューはこちらです。
◆SFマガジン・リーダーズストーリー最終選考作品より(第7回)
◆リアルタイム企画・TO-BE小説工房に挑戦中(第7回)
◆公募情報5点 

 登録は無料ですので、ぜひとも登録してください!
 http://www.arasuji.com/saitomagazine.html


【χ―1選手権】
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2015-10-03
あなたの作品が実写化されるチャンスです。
いまゾクゾクと作品が集まっていますので、登録はお早めに~。

●応募方法:まずは参加登録をしてください。申し込んだ人にだけ自動返信で課題の内容を発表します。
http://bit.ly/1JEIrbT
●参加登録の締め切り:2015.10.31(土)
●参加者だけの特典!
事前課題提出者には「サイトー式(秘)物語創作オリジナル・シート」をプレゼント。


【小説現代・ショートショートコーナー】
とりあえず今月分の作品を投稿。
来月分もありきたりのネタをぼやーっと書いています。


【TO-BE小説工房】
今月のテーマ「そこはかとない不安」を仕上げる。どっちでもいいようなところを、いつものように右へ左へと入れ替える。最終的に4.5枚になる。本当は残り3行程度がよいのだが、うーん、まあギリギリかなあ。
来月の「階段」も仕上げる。似たようなネタを何度か書いたことがあるのですが、一度も受賞どころか最終選考にも残っていないので、少し毛並みを変えてしつこくもう一回。
そのうち当たるかも(笑)
http://www.koubo.co.jp/guide/tobekobo.html


【創元SF短編】
地味に去年の星新一賞落選作を書き直しています。
いやー、けっこう難しいですよ、これは。細部のリアリティを増すために、追加で資料を収集です。エピソードを追加する必要があるというのもあるのですが。
そんなこんなしながら、締め切りギリギリまで手を加えそうです。


【大阪ショートショート】
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2015-10-13
なんとなく今年も出してみます。設定だけ考えて、オチは最後に考えるといういつものパターンです。
何も考えずに書いたら、原稿用紙4枚ちょうどになりました。
ちょっと短い。また来月末に調整します。


【福島正実SF童話】
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2015-05-17-2
少し前の話ですが、応募作品受領の手紙が届きました。
ちょっとしたことですが、こんなことが、嬉しかったりする。


【FACEBOOK】
友達募集中です!
https://www.facebook.com/profile.php?id=100007879718530

【公募情報】第6回ねむり川柳 [公募情報]

人生の1/3を占める「眠りの時間」をテーマにした川柳を募集しています。

【主催社HP】
https://www.plaisir-ltd.co.jp/user_data/nemuri_senryu6.php

過去受賞作を詠むと、ユーモア系が強いようです。
かといって、全てユーモアで固めているわけでもなく、情感あふれる作品も見られます。
バランスの良い選句だと感じます。
締切は11月30日、応募点数に制限はありません!

<募集要項抜粋>
募集内容:川柳
テーマ :眠りや寝具に関する川柳
爆睡大賞:ロボット掃除機ルンバ875
応募方法:インターネット
応募締切:平成27年11月30日

最近の日常【平成27年10月下旬】 [日常]

〔次男が練習試合で投手をした話〕

ソフトボールチームに加入している次男ですが、ピッチャーをしたいという。
最重要ポジションであるピッチャーは、基本的に身体能力の高い選手が選ばれるので、最も小柄で身体能力が高くない次男では厳しいなあと思っていた。
案の定、最初の候補3人には入らず。そもそも遠投がチームが決める基準に達していない。いわゆる問題外です。
でも、御年70歳のコーチからは「練習を続けなさい」といわれていた模様。
それで、気がついたら、3年生で2番手投手になっていた。
どうも候補3人のうち2人は、球が速いけどコントロールが悪くて投手には向かないと判断されたようです。
もっとも、外された児童のうち一人は小柄ですが他チームの監督からひと目置かれるほど上手く、3年生ながら5年生に混じって(6年は引退)ショートのレギュラーです。
むしろ投手だともったいないかも。
あともうひとりも身体能力が高く、足が速く肩も強いので外野です。
素人から見ても、適所適材のように思えます。
でまあ、身体能力の低い次男ですが、手先が器用なので、球速はともかくなんだかんだと四球をほとんど出さない(子供同士の試合だと四球が非常に多い)。チェンジアップも投げることができる。
公式戦では試合にすら出られませんでしたが(基本はセカンド)、練習試合の2回から投手として登板し、4回を投げきりました。
うちのチームが3年生が多いので、強豪である相手チームも3、4年生中心で……という話でしたが、うちのチームが圧勝しそうな勢いになって気が変わったのか、急にレギュラーメンバーを交えてきました。
次男も最初こそ三者凡退で抑えたものの、レギュラーメンバーには打ち込まれ、最後にはサヨナラ負け。
最終回のピッチャーフライを取れたら引き分けでしたが、最終回で疲れ気味で、握力が落ちていたのと打球に強く回転が掛かっており、ランニングキャッチを試みたもののグローブからこぼれてしまいました。
残念。

親としては心臓に悪いですが、コーチも話していたように、楽しい試合でした。


〔エコキュートを導入した話〕

エコキュートの営業がやってきた。
基本的に興味がない営業はあしらって終わりですが、まあ、少し興味があったので聞いてみました。何個かいやらしいやや専門的な質問をしてみたところ、驚くことにまっすぐな回答が返ってくる。
ふむ、ちゃんと勉強しているし、真面目な人柄らしい。言葉使いも断定を避け、けっこう慎重です。
この営業は信頼できそうなので、日を改め、今度は家内も含めてしっかりと話を聞くことにしました。
それと同時並行でいろいろ計算。
希望小売価格だとちょっと厳しいという結論を胸に話を聞いていたのですが、まあ、いろいろ条件が良い。
・キャンペーン中につき工事費無料。
・本体価格も大幅値引き。
・しかも自社施工(信頼度が違う)
・無料で10年保障。
とかまあなんとかで、計算上、我が家の場合は8年で投資が回収できる見込みです。
なんといっても、無料保障期間内に回収できるのは大きい。
しかも、いまの機種はだいたい15~20年ぐらいもつらしいので、その点も考慮すると原価割れはほぼ回避できそうだし、子供たちが成長して光熱費が上がることを考えると、大幅プラスになりそう。
出始めのころに問題になった低周波音もいまの機種はほぼ気にならない程度のようです。

ということで、いきなり契約、4日後に工事となりました。
なんという即断即決の夫婦(笑)
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第63期王座戦(羽生善治王座VS佐藤天彦八段) [将棋]

2勝2敗で迎えた最終局です。

【王座戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ouza/

将棋界の3強を上げてください、と言われたとき、2人は羽生四冠と渡辺明棋王でほぼ決まりだと思います。
残り1人を誰にするかは、ひとそれぞれだと思います。
タイトルホルダーを優先するなら糸谷哲郎竜王ですが、タイトルの格より実績を重視するなら郷田真隆王将を上げるかもしれません。
過去実績なら、現在もA級にいる森内俊之九段や佐藤康光九段も光るものがあります。
しかし、レーティングからいくと、残り1名は佐藤天彦八段です。
しかも渡辺明棋王を抜いて現在第2位で、かつ1位が指定席の羽生王座に肉薄しています。
第4位は豊島将之七段ですが、3位と4位が50点ほど離れており、レーティング的には完全に3強といえる状態です。
まだ佐藤天彦八段はタイトル経験がありませんし、そもそも挑戦自体が初めてです。
しかし王座戦第5局は「振り返ると、この将棋が分水嶺だった」と言われる可能性のある大勝負だと思います。
過去対戦成績は佐藤天八段から見て3勝4敗とほぼ五分。ここ1年は3勝2敗と勝ち越しています。
いよいよ、勝負の一局です!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/63/ouza201510260101.html

振り駒の結果、先手になったのは羽生王座です。
羽生王座は後手番だった第4局で捻った作戦を採用しているので、何を選択するのか注目していました。
そうしたら、何と、第1局と同じく佐藤天八段快進撃の原動力となった後手番横歩取りを正面から受けてきました。
この大一番に相手の得意戦法に立ち向かうことろが、まさに羽生流です。
第1局では、羽生王座は1七歩という新手を用意していました。
本局で用意の手は23手目の7七角です。
後手が8五飛戦法できたときはよくあるというか有力手なのですが、8四飛では珍しいです。この手は数年前に復活し、年数局は指されているようです。
そこから駒組みが進んだところで、後手佐藤天八段が9筋から仕掛けました。この攻めは防ぎようが無いらしく、先手は攻め合いに活路を見出します。
しかし2五歩で飛車を1筋に追いやられて2六香でふたをされますが、この一瞬のチャンスを羽生王座は見逃しませんでした。
佐藤天八段の手元に角という受けに適さない駒だけになったのを見計らったかのように5五桂を放ちます。
これが非常に受けにくい。
続いて3二金と受けたのですが、返って攻めを呼び込むことになって危険でした。形は悪いですが、4二金と上がるのが正解だったようです。
以降は羽生王座の攻めが見事に決まり、どんどん差が開いていきます。
最後に佐藤天八段は、無念さをかみ殺すかのように香車を成り捨て、手段が無いことを確認すると深々と頭を下げて投了しました。綺麗な姿だったと思います。手数は短いですが、見所が詰まった名局だと思います。

これで羽生王座は王座戦4連覇、王座通算23期、通算タイトル数94期。保持している4冠全ての防衛を果たしました。
45歳にして恐ろしい強さです。
羽生王座おめでとうございます!

第5期加古川清流戦第2局、第3局(増田康宏四段VS稲葉聡アマ) [将棋]

増田康宏四段の先勝で迎えた第2局です。

【加古川清流戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/seiryu/

稲葉聡アマは、B級1組在籍の稲葉陽七段の実兄です。
兄弟で奨励会に在籍していましたが、3級で退会し、以降は各種アマチュア棋戦で活躍しています。
また、プロ棋士との対局経験も多数です。
なぜ奨励会3級で退会したのか理由は不明ですが、その後アマチュア棋戦で活躍し、三段リーグへの編入試験を受けていることから、将棋への情熱を失ったということではないような気がします。
自分の棋力に見切りをつけたのかもしれません。
退会後も勉強を続け、いまは会社勤めをしながら各種アマチュア棋戦で好成績を挙げるというのは並大抵のことではないと思います。
瀬川晶司五段、今泉健司四段のように、アマチュアからプロ入りへの道が開かれている時代です。
第1局は残念でしたが、稲葉アマも編入試験受験資格獲得に向けて、ここでプロと互角に戦える実力を見せて欲しいと思います!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/seiryu/kifu/5/seiryu201510250101.html

第2局は稲葉聡アマの先手で、矢倉脇システム風になりました。
角交換をしかけたのは後手で、空いたスペースに角を打ちこみます。
ここからは第1局と同じく稲葉アマが受けつぶしを狙い、増田康四段が攻めを繋げようとする展開になります。
ただ、後手が駒損をしてしまい、徐々に苦しいのかな、という展開になります。
先手に攻めのターンが回ってきたのは101手目。そこから泥仕合のような攻めては守りの展開が続きますが、その熱戦を制したのは稲葉アマでした。
最後はお互いに1分将棋で、指運という言葉がぴったりくる熱戦だと思います。
これで決着は第3局に持ち込まれました。


【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/seiryu/kifu/5/seiryu201510250201.html

第3局は再び稲葉アマの先手で、続けて矢倉となりました。
後手は矢倉棒銀で、それを見た先手は中央で歩交換をして、そのまま拠点を押さえます。
後手は捻った手順で8五歩を消去して銀を突撃。ただし2歩損です。
桂馬を跳ねた中盤の難所で、増田康四段は一分将棋となりました。稲葉アマは15分残しています。
ここから時間の使い方がどうかですが、先手は俗筋で単純に攻めて行きます。重たいですが、相手に受けが無く、先手が安全ならこれが確実かつ間違いが少ないです。
稲葉アマは81手目に1五桂と端桂を打ち、これが詰めろ。ここからは稲葉アマの勝ち筋になったと思います。
増田康四段は90手まで先手玉を追いかけますが、91手目を見て、ついに投了しました。

この瞬間、アマチュアの棋戦初優勝という快挙が達成されました。
相手が若手有望株の増田康四段であっただけに、本当に驚きました。
稲葉アマおめでとうございます!

第5期加古川清流戦第1局(増田康宏四段VS稲葉聡アマ) [将棋]

稲葉アマが、アマチュアによる初棋戦制覇を目指します。

【加古川清流戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/seiryu/

いまの将棋界には、アマチュアが参加できる棋戦が複数あります。
一番大きいのが竜王戦で、6組からの出場になります。朝日将棋オープン戦ではアマチュア枠が10もあり、毎年プロアマ一斉対局が話題になります。
しかし、プロの厚い壁に阻まれて、アマチュアが優勝したことはありませんし、決勝進出も1度だけです。
その1度の決勝進出者は加来博洋アマで、2010年の第41期新人王戦において永瀬拓矢四段(当時)、佐藤天彦五段(当時)らを破って決勝まで進出しました。
決勝戦の相手は阿部健治郎四段で、1勝を上げる健闘を見せたものの、1勝2敗で惜しくも涙を呑みました。
稲葉アマの快挙は、それ依頼になります。
相手となる増田康宏四段はプロ入りしたばかりですが、将来を嘱望されるエース候補です。

さて、アマチュア初の快挙に挑む稲葉アマの挑戦はどのような結果となったでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/seiryu/kifu/5/seiryu201510240101.html

最年少棋士である増田康四段の先手となり、角換り腰掛銀になりました。
後手は受けつぶしを狙い、3五歩と桂頭を責めていきます。
そこから飛車取りに角を打ち、馬に成り返ります。
アマチュアにはとても先手の攻めが続きそうにありません。実際に稲葉アマに2四歩という好手がでて、先手の攻めが細くなります。馬が良く効いて、2筋を制圧しています。
ところが、1手のミスで逆転してしまいます。
82手目の4五銀直が痛恨の失着で、できた空間に歩を打ち込まれて、先手の攻めがつながってしまいました。
先手陣は手付かずのため、攻めがつながったら終わりです。
作られたと金で駒損を回復され、以下は一方的に攻めたてての増田康四段の快勝です。

プロの強さを見せ付けた将棋だと思います。
加古川清流戦第2局、第3局は、翌25日(日)に対局です!

【公募情報】ポプラズッコケ文学新人賞 [公募情報]

10人の選考委員が全作品に眼を通す気合いの入った賞です。

【主催者HP】
http://www.poplar.co.jp/zukkoke-taishou/

普通、1次選考は下読みに任されます。
しかし、この賞では各回の選考過程を読むと、選考委員が全応募作品に眼を通しているようです。
応募総数は毎年200編前後ですが、1人10作読む計算になり、しかも制限枚数が原稿用紙換算で100~300枚ですのでかなりの負担です。
それをポプラ社が次世代の作家発掘のため、手分けして実施しています。
すばらしいことですし、ついつい応援したくなります。
なお、本賞は新人限定であることに注意してください。
制限枚数は100~300枚。締切は平成28年2月29日です!

<募集要項抜粋>
対象年齢:小学校中学年~中学生
内  容:エンターテイメント小説
制限枚数:原稿用紙換算100~300枚
大  賞:100万円
応募方法:郵送
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第5期女流王座戦第1局(加藤桃子女流王座VS伊藤沙恵女流二段) [将棋]

伊藤沙恵女流二段が初のタイトル奪取に挑みます。

【女流王座戦】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/

女流棋戦における過去の対戦成績は2戦だけで、加藤女流王座の2勝0敗ですが、加藤女流王座は現役の奨励会初段ですし、伊藤女流二段は昨年まで奨励会員だったので、奨励会での対戦は豊富です。過去5戦を見てみると、加藤女流王座から見て●●○○○と加藤女流王座の3連勝中でした。
加藤女流王座はタイトル戦に滅法強く、昨年も奨励会では上手である西山朋佳奨励会二段をストレートで下して防衛しています。
また、相手の体調が万全でなかったにしても、里見佳奈女流三冠からタイトルを奪取したこともあります。
タイトル戦という独自の雰囲気がいつも以上の力を見せるのか、それとも和服を着ると身がしまるのか、理由は分かりませんが、いろいろな要素が重なって将棋により集中できるようになるのでしょう。
さあ、今年も初タイトル挑戦となる伊藤女流二段を相手に、加藤女流王座の強さが見られるのでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/5/joryu_ouza201510220101.html

伊藤女流二段の先手で始まり、女流棋界では珍しく相矢倉となりました。
戦いは35手目から始まりましたが、玉側の歩を突き上げ、金銀を盛り上げていくのがいかにも伊藤流です。
後手の飛車を捕まえることに成功しますが、結局銀2枚+桂馬と飛車との交換になり、大きな駒損です。金銀が減ったのも伊藤流とは違う気がします。
それでも先手有利の戦いが続いていました。
結果的に敗着となったのが78手目の3三桂です。
精算したために先手の拠点がなくなり、後手玉を捕まえる手がかりを失ったばかりか、後手玉を中段に逃がすお手伝いになりました。
さらに85手目に追われた飛車を2六に逃げたのも逆用され、馬で飛車に当てる筋が残ったため粘れなくなりました。
以下は差が付いてしまい、先手も追撃を見せますが、110手まで加藤桃子女流王座が先勝しました。
防衛に向けて順調なスタートだと思います。

第2局は11月7日(土)、静岡県静岡市「浮月楼」で行われます!