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第28期竜王戦挑戦者決定戦第2局(渡辺明棋王VS永瀬拓矢六段) [将棋]

渡辺棋王の先勝で迎えた第2局です。

【竜王戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

永瀬拓矢六段は、千日手が多いことで有名です。
普通は避ける先手番での千日手も普通に受け入れます。
千日手の多い理由として、何かのインタビューで「もう一局させるから得じゃないですか」という主旨の返事をしていた記憶があります。
あと、永瀬六段は棋界では珍しい受け将棋です。
他に思い浮かぶ受け気風の棋士といえば、木村一基八段、橋本載紀八段、中村修九段あたりでしょうか。
渡辺明棋王はバランス型ですが、相手に攻めさせてから反撃するのが得意というイメージがあります。
攻めのターンが回ったら最後、細い攻めを繋いで、そのまま押し切ります。
ぼくの中では中原誠永世十六世名人に近いイメージです。
お互いの棋風の組み合わせからいけば、最初に攻められた方がペースを握りそうですが、さて勝負はどうなるでしょうか?

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/28/ryuou201508310101.html

ということで、将棋です。
戦形は矢倉脇システムとなりました。
後手のあえて手損をする6四角~4二角が面白い手ですが、これは先手が端歩を受けたのをみて、端攻めを敢行しよという準備の手です。
先手の手をマイナスにしようという作戦です。
手得の先手は玉をさっと引いて端攻めをいなしつつ、桂馬を跳ねて攻め合いの体勢を作ります。
それに対応する後手ですが、受け将棋の永瀬六段も玉をさっと引いて争点をずらして受けます。さらに後手は守りの桂馬と受けの桂馬を自ら交換して、反撃の機を待ちます。
先手はどんどん攻めていきますが、85手目の銀取りを放置して後手が反撃にでたのが康判断でした。
さきほど手にした桂馬で継桂の手筋で正面から攻め立てると、小技で作っておいたと金との挟撃が見事に嵌り、渡辺棋王に受けを許さないまま押し切りました。
桂馬交換の時点でこの局面を見据えていたとしたら、投了後の手順も含めて三十手以上先を読んでいたことになります。
渡辺棋王がこれだけ一方的に寄せられる将棋は、本当に珍しいです。

竜王戦挑戦者決定3番勝負の最終戦は、9/14に行われます!

【書評】上橋菜穂子『虚空の旅人』 [書評・映画評(DVD含)]

守り人シリーズの第4作です。


虚空の旅人 (新潮文庫)

虚空の旅人 (新潮文庫)

  • 作者: 上橋 菜穂子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/07/29
  • メディア: 文庫



主人公はバルサではなく、第1作『精霊の守り人』で命を救われた新ヨゴ王国の皇太子チャグムです。
守り人シリーズなのに“旅人“となっているのは、主人公がバルサではないからです。
さて物語ですが、冒頭で<ナユーグル・ライタの目>になってしまった不思議な少女が登場します。この少女は、王宮で大切に扱われた後に、殺されます。それが、物語の舞台となるサンガル王国の掟でした。
そこから話が跳んで、チャグムとサンガル国王の次男であるタルサンを中心に話が進んでいきます。
様々なサブストーリーがやや長めに語られますが、これは舞台設定の説明のために必要な枚数です。こうしたサブストーリーが、後半になって、ぴっちりと収束していく姿は見事だと思います。特殊な舞台設定ですが、文化人類学者としての見聞が深く活用されているように感じます。
それぞれの国の国風の描き方が見事で、それぞれ理屈が通っており、生半可な知識では書けないストーリーだと感じました。
児童文学ですが、テーマとしては大人であり、むしろ高校生以上向けだと思います。

質の高いハイファンタジーで、すばらしいと思います!

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創作状況【8月下旬】 [ぼくの公募状況]


【メルマガ原稿】
 今月のメニューはこちらです。
◆SFマガジン・リーダーズストーリー最終選考作品より(第4回)
◆リアルタイム企画・TO-BE小説工房に挑戦中(第4回)
◆公募情報6点
 
 登録は無料ですので、ぜひとも登録してください!
 http://www.arasuji.com/saitomagazine.html


【小説現代・ショートショートコーナー】
今月投稿作を校正する。4枚丁度ぐらいだったのを、なんとなく5枚丁度にする。
TO-BE小説工房で選者が「5枚丁度が良い」的なことを書いていたので、なんとなくジャストにするよう描写を増やす。
減らすのはしんどいですが、増やすのは簡単です。
ちなみにタイムパラドクスものなので、採用される可能性は非常に薄そう。
小説現代にSFは相性が悪いように感じているので。

【TO-BE小説工房】
来月のテーマである「Reトリック」でひとつ書く。オチというか、ラストシーンの締めかたで散々悩み、気がついたらちょっと良い話風になる。自然体だとこうなりがち。
あともう1個ぐらい何か書こうかなと思いつつ、もっともネタがあるわけでもなんでもないけど。
ちなみに今月のテーマはさらりと見直す予定が、がっつり書き直す。
直喩を連発しているので、少しでもくどさを減らそうと、小手先の文書修正をいろいろと。
ストーリーと設定は何にもいじっていません。はい。
http://www.koubo.co.jp/guide/tobekobo.html

【福島正実SF童話】
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2015-05-17-2
あとは最終校正だけですが、正業が多忙のためまったく手をつけていません。
自分の忙しい基準は、職場を21時前に出られるかどうかですが、お帰りウェザーとかと称して18時代の天気を紹介しているのを見ると、なんか、自分の感覚がおかしいのかもしれないと思いつつ。
あ、ちなみにここ1週間は帰宅が0時前後でした。はい。

【創元SF短編】
星新一賞向け第2作を創元SF向けに書き直すことにしたことは、前回書きました。
いま少しずつ書き直していますが、アイデアと知識はあるのですが、それらが融合しなくて悪戦苦闘中です。
けど、迷っていたら、せっかく集中的に読んだ本の内容をすっかり忘れてしまいそうです。一部はPDFにしたりメモを取ったりしていますが、どの知識を使うのか皆目検討が付かなかったことから残しているのは本当に一部なので、大体は記憶に頼ることになりそうです。
だからこそ、早めに一旦は完成させたいのですえが。
いま現在の進行具合は、原稿用紙40枚ぐらいです。はい。

【星新一賞】
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2015-06-10-1
ほぼ完成しているので、あとは投稿前に読み直すのみです。いやー、バカ論文だなあ、本当に。もう少し論文テイストにしようかとも思ったが、それだと第1回受賞作と同じことになってしまう。
まあ、エッセイ風論文の現状がほど良いかも。

【企画関係】
そのうち何かを発表します……できるかな……できたらいいな(笑)

【FACEBOOK】
友達募集中です!
https://www.facebook.com/profile.php?id=100007879718530

最近の日常【平成27年8月下旬】 [日常]


〔巨人戦を見に行った話〕
次男が招待券をいただいたので、巨人戦を見に行く。
まあ、普通に座れるんだろなあと思って、普通に東京ドームにいくと、どうやら先着順らしく、あえなく立ち見席に追いやられる。
というより、立見席なる存在をはじめて知りました。
その立見席の前方は、やはり場所取りというか、そういうひとたちで埋まっていて、背の低い次男はほぼ見えなかった様子。音だけはよく聞こえました。
外国人の方が誘ってくれましたが、次男はしり込みして間に入れず。
そんなこんなで、ほとんどモニターでの観戦です。
試合終了直後は電車が混むので、マックで少し休憩してから換える。足も疲れたことだし。
いったいどこくらいに到着すれば、招待券で座れるのかは、いまのところ謎ということで。


〔世界同時株安の話〕
上海株の暴落を切欠に、世界的な株安になった。
もちろん日本株も安くなる。
これはチャンスと思って、株を買い足すことにしました。
自分は買うタイミングを決めていて、何らかの要因で一気に暴落して、それからはっきり上昇に入ったときに買います。
だから、最安値から1日ずれますが、プロの株屋ではないし、サラリーマン株主の常として安全第一の運用だとこのくらいが限界かなと。
積極的に投資をしているひとと比べればささやかな金額ですが、やはり損をすると心理的に痛いですからね。

今後ですが、上海株の動きに注目でしょうか。
中国の統計値が信用なら無いのは有名な話ですが、数年前からはっきりと曲がり角にきていて、経済の悪化がいよいよ表面化している局面のようです。
いままでは高度成長期だったので、中国の人口の多さもあり、経済運営で失敗しても上昇の勢いがもみ消してくれましたが、今後はそうもいかなくなると見ています。
日本経済は堅調なので、中国発の荒波を乗り切ってくれると信じています。
ということで、株価暴落のたびに、チョコチョコ買い足そうかなと。
目指せ! プチ金持ち父さん(笑)
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第56期王位戦第5局(羽生善治王位VS広瀬章人八段) [将棋]

羽生王位の3勝1敗で迎えた第5局です。

【王位戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/oui/

天野貴元氏をご存知でしょうか。
元奨励会三段で、年齢制限で退会して1年後に舌癌が発覚。
闘病生活を続けながら奨励会時代の実録、『オール・イン ~実録・奨励会三段リーグ』を執筆。本作で将棋ペンクラブ大賞を受賞。
アマチュアとしても活躍し、昨年は赤旗名人を獲得し、奨励会三段リーグへの編入試験に挑むものの3勝3敗で惜しくも届かず。
ブログでは明るく、前向きに、将棋と闘病生活を語っています。

(天野貴元ブログ「あまノート」)
http://amanoyoshimoto.blog.fc2.com/

ブログ内容から病状が進んでいることはうすうす感じていましたが、8/19に「支えてくれて全てのひとに感謝」というタイトルで入院生活に入る旨の記事がUPされました。
退院予定も未定で、現在は「自力で歩くのがギリギリできるくらい」の状態だそうです。
「正直絶望的」という言葉もあります。
その後、確定ではありませんが、土曜日に退院予定とアップされました。
王位戦とまったく関係の無い話題で恐縮ですが、今後も長くご活躍できるよう、遠くから祈っていたいと思います。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/56/oui201508260101.html

ということで、王位戦です。
将棋は角換わりとなりました。
最善形を目指して先手が様子を見ると、後手から6五歩と動くと、先手が歩のう裏側に角を打ち込む展開となります。
後手が桂馬を跳ねだして好調かと思いましたが、その桂馬を狙われて後手が忙しいです。
最終的には桂馬を取り合って馬飛車交換となりましたが、先手の歩が伸び、急所に入っている感じがします。
ここから羽生王位がどう凌ぐかですが、敵陣に打ち込んだ飛車を自陣に成り帰り、上部を開拓していきます。
先手の広瀬八段は金銀を投入して防波堤を築き、羽生王位の龍を押し込みますが、その瞬間に羽生王位が寄せに出ました。
小駒だけの寄せで細いように見えましたが、強引に角をとりに行く5二飛車が決めてでした。
取った角を打ち込み、徐々に駒を寄せていき、8八銀打ちで先手玉に受けがなくなりました。
広瀬八段は無念の投了です。

これで羽生王位は4勝1敗で防衛し、5連覇となりました。
来週から王座戦が始まりますので、防衛を決めただけでなく、スケジュール的にも大きな勝利だったと思います。
羽生王位おめでとうございます!

【書評】檜山良昭『暗号を盗んだ男たち』 [書評・映画評(DVD含)]

日本陸軍暗合の歴史を駆け足で追いかけます。


暗号を盗んだ男たち―人物・日本陸軍暗号史 (光人社NF文庫)

暗号を盗んだ男たち―人物・日本陸軍暗号史 (光人社NF文庫)

  • 作者: 桧山 良昭
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 1993/12
  • メディア: 文庫



外交暗号と日本海軍の暗号は解読されていたことは広く知られています。その一方で、日本陸軍の暗号が解読されなかったのはあまり知られていません。
日本海軍がシガバと呼ばれる米軍暗号を解読できなかったのは知られていますが、日本陸軍が米軍暗号のうちZ暗号を終戦間際に解読したことは知られていません。
こうしたあまり知られていない日本陸軍の暗号の歴史を活写した本です。
途中で暗号の仕組みについての説明もあり、解読に至った経緯も書かれていて、技術的な面でも興味深いです。

ひとつ新しい戦史を知った気分になりました。
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【書評】西郊文夫『私のアルコール依存症の記』 [書評・映画評(DVD含)]

医師でありながらアルコール依存症に陥り、立ち直るまでの手記です。


私のアルコール依存症の記―ある医師の告白

私のアルコール依存症の記―ある医師の告白

  • 作者: 西郊 文夫
  • 出版社/メーカー: 東峰書房
  • 発売日: 1991/10
  • メディア: 単行本



内容はアルコールを中心とした半生記みたいな感じです。
戦後の混乱期に、怪しげなアルコール飲料を飲む場面から始まり、医師として様々な仕事を経験しながら、徐々にアルコール依存症に陥っていく。
興味深いのは、医師だから自分で自分を診断できることです。
ここまでは安全だ、と自己判断し、過信し、入退院を繰り返す。
仕事にも支障がでる。家族に入院を勧められるが脱走する。少し回復すると、また飲酒生活に戻る。
本人も大変ですが、支えた家族も大変です。
最後は薬の力も借りて、見事に立ち直ります。

アルコール依存症に悩むひとたちの力になる本かもしれません。
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【公募情報】大人あるある川柳 [公募情報]

大賞10万円が魅力の川柳公募です。

【主催者HP】
http://otona.tokaitokyo.co.jp/style/hobby/93

テーマは大人を実感したエピソードや大人だからこそわかるあるあるです。
HPの途中に川柳豆知識コーナーがあり、中身を見ると、川柳といはいえ言葉が厳しく審査されそうです。
それだけに、しっかりとした川柳を応募したいかたにとってぴったりな公募だと思います。
1人3点まで応募可能。締切は9月25日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:川柳
テーマ :”大人”を実感したエピソードや、大人だからこそわかる” あるある”
大  賞:賞金10万円
応募締切:2015年9月25日
応募方法:インターネット(大人の投資倶楽部への会員登録が必要です)

【書評】スー・サベージ・ランバウ『人と話すサル「カンジ」』 [書評・映画評(DVD含)]

NHKでも放映された人語を理解するサル「カンジ」の話です。


人と話すサル「カンジ」

人と話すサル「カンジ」

  • 作者: スー サベージ・ランバウ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1997/12
  • メディア: 単行本



カンジは1980.10.28に産まれたオスのボノボです。
ボノボとは類人猿の一種ですが、チンパンジーよりやや小柄で、アフリカの奥地の森林にのみ住んでいる希少種です。
ボノボの特徴は極めて知能が高いことです。サルというより、原人に近いです。
言葉を理解するだけでなく、石器の作り方を教えると、なんと自分で新たな作り方を開発して石器作りをマスターしてしまいます。理解し、考え、工夫することができるのです。
科学的には様々な議論があるところですが、創造性豊かで、まさに心を持った動物だと思います。そしたエピソードが本のあらゆるところにでてきます。
研究者が、カンジの妹と森の中を車で走っていたときの話です。妹のパンバニーシャが何かを考えている様子だったので、研究者が「何を考えているの?」と質問しました。
すると、ポンバニーシャは「カンジ」と答えました。
こうしたエピソードがてんこもりです。

ネットで検索すると、カンジを取り上げたNHKの番組がでてきます。
かなり衝撃的なので、ぜひとも見て欲しいと思います!

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【公募情報】第32回太宰治賞 [公募情報]

筑摩書房と三鷹市の共同主催による賞です。

【主催者HP】
 https://www.chikumashobo.co.jp/blog/dazai/

1964年創設から1978年の中断まで、吉村昭、加賀乙彦、金井美恵子、宮尾登美子、宮本輝など短期間で多くの人気作家を輩出した由緒ある賞です。
その後、1998年に三鷹市との共同主催で復活させ、いまに至ります。
基本的には純文学系と思われますが、制限枚数が原稿用紙50枚~300枚と短編から長編までをカバーしているのが特徴的で、そういった意味では受け入れの広い賞かもしれません。
締切は平成27年12月10日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:未発表の小説
受賞作 :賞金100万円
制限枚数:400字詰原稿用紙50枚~300枚
応募締切:平成27年12月10日
応募方法:郵送

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