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第58期王位戦第5局(羽生善治王位VS菅井竜也七段) [将棋]

菅井七段の初タイトルまであと1勝です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/oui/

事前研究が盛んな棋界ですが、今シリーズにおける菅井七段の研究は際立っています。
次から次へと新しい作戦が出てきます。
大半の棋士はタイトル獲得どころか挑戦にすら縁がありません。
王位戦や王将戦のリーグ入りすることですら立派な実績となります。
そのリーグ入りを目指して、対戦相手に秘蔵の研究をぶつけていきます。
ところが菅井七段はリーグ入りを目指すどころか挑戦権を獲得し、タイトル戦になってようやく秘蔵の研究を披露しました。
これは挑戦権を掴めるという自信がなければできないことですし、初タイトルに向けての並々ならぬ決意を感じます。
これまで一方的に押され続け、持ち時間も早く消費することを余儀なくされてきた羽生王位ですが、ここでベテランの意地を見せることができるでしょうか!


【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/58/oui201708290101.html

ということで将棋です。
菅井七段の作戦ですが、阪田流向い飛車かと思わせる序盤から、いきなり飛車を3二に振りました。
これはびっくりです。
そこから後手は陣形をまとめ、対する羽生三冠は筋違い角を放って序盤で損した歩を取り返します。
後手が跳ね出した桂馬を歩で殺せるかどうかがかぎになりそうですが、局面は加速していきます。
60手目の6六歩が軽妙な好手で、止むを得ない同金に4五金と捌き、一気に後手の形がほぐれていきます。
羽生王位は苦戦しながらも手を尽くして、後手に嫌味を残します。
チャンスが訪れたのは一瞬でした。
後手が勝勢に近いといわれた88手目の7六銀ですが、コンピューターによると、ここで5七金という受けがあったようです。
薄くて人間には怖い受けですが、局面から見てこれが最善で、これなら評価値が互角近くにまで戻ったようです。
菅井七段が寄せに入ってからは一気で、108手まで菅井七段の完勝譜となりました。
3二飛車は暖めていた作戦だったようです。

これで菅井王位は初タイトル挑戦で獲得となりました。羽生善治は2冠に後退です。
菅井王位おめでとうございます!

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