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【書評】大平徹『「ゆらき」と「遅れ」』 [書評・映画評(DVD含)]

ゆらぎがもたらす様々な現象をわかりやすく解説です。


「ゆらぎ」と「遅れ」―不確実さの数理学―(新潮選書)

「ゆらぎ」と「遅れ」―不確実さの数理学―(新潮選書)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/05/29
  • メディア: Kindle版



本書は6章に分かれていますが、それぞれが半独立しています。タイトルは学術的ですが、読むと驚くほど興味深いテーマが並んでいます。
自分が一番驚いたのは、集団追跡のモデルです。
ふつうに考えれば、最も効率的な追跡をした方が早く逮捕できそうに思えますが、ある程度のノイズ(=非効率な追跡)を混ぜた方が、捕まえるまでの時間が短くなります。
同じことはネットワーク渋滞でも言えて、空きが大きい中継地点を必ず経由するようにデータを流すより、ある程度のランダム性を加味した方が、より多くのデータ量に耐えられます。
詳細は省きますが、2位の選手は2位より1位になる可能性が高いといったトーナメントの問題も興味深いです。

不確実性がもたらす奇妙な世界を知りたいひと向けに!

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