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リコー杯にポーランドの女子大生が参戦 [将棋]

第2回リコー杯に参加するために、ポーランドの女子大生のカロリーナ・ステチェンスカが来日されました。

カロリーナ.jpg

【第2回リコー杯女流王座戦】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/

リコー杯女流王座戦の最大の特徴は、エントリー制による完全なオープン大会であることです。女流棋士だけでなく、奨励会員、アマチュア選手も出場可能です。しかも将棋のグローバル化を目指して、海外推薦による招待を実施しています。
第1回の招待選手は中国の張天天選手(1回戦負)。そして、第2回招待選手がポーランドのカロリーナ選手です。
カロリーナ選手は人気漫画NARUTOで日本文化に興味を持ち、インターネットの将棋サイトで腕を磨き、フランスで開催された2011年のヨーロッパ選手権で4位入賞という成績を残しています。
元日本アマ名人にも勝利するなど、海外の女性選手では間違いなくNo1です。将棋連盟から4段を認定されているそうです。

夢はプロ棋士になることだそうです。囲碁界にはアメリカ出身のマイケル・レドモンド九段がします。
ぜひとも初の外国人棋士をめざして、ぜひとも頑張って欲しいです。
10日ほど前に来日してから片山六段の世話になりながら将棋の特訓を続けていますので、ぜひともその成果を披露したいところだと思います。
(来日してからの様子は、片山六段のブログに記事があります。片山六段ご苦労様です)
http://blog.goo.ne.jp/shogi-daichan

ということで、注目の将棋です。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/2/joryu_ouza201205190401.html

対戦相手の高群佐知子女流三段は、女流棋界での中堅といったところでしょうか。
生涯成績はやや勝ち越しで、タイトルに挑戦したことこそありませんが、挑戦者決定戦には何度か進出しています。
この難敵相手にカロリーナ選手が選んだのは三間飛車です。プロアマ戦ではアマチュアが序盤で悪くすることが多いのですが、高群女流三段の40手目の6二飛がまずかったのか、逆にカロリーナ選手がペースを握ります。
高群女流三段は切りあいを目指しますが、カロリーナ選手も臆することなくまっすぐに突っ込んできます。
強いです。
カロリーナ選手は早指しに相応しい読みやすい手順で攻めていきます。
きっと、短時間の将棋に慣れているのだと思います。
途中、カロリーナ選手の攻めが心細かった部分もありますが、最後まで攻めの姿勢を貫き、最後は詰め将棋のような手順で即詰みに討ち取りました。
159手でカロリーナ選手が記念すべき1勝を上げました。
最後まで自分の力を信じているような手順が印象的でした。

続けて行われた2回戦です。
ここで勝てば1次予選突破で、2次予選進出が決まります。
相手はタイトル2期の実績を持つ千葉涼子女流四段です。1回戦を上回る強敵です。
千葉涼子女流四段は早見えで有名ですが、その一方で長考派でもあります。手が早く見えるのに長考とは矛盾しているようですが、秒読みに時間があるからこそ長考ができるのです。
囲碁で言うと、趙治勲25世本因坊がこのタイプです。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/2/joryu_ouza201205190701.html

ということで将棋です。
先手カロリーナ選手は中飛車から銀を早めに6六に上がる作戦に出ます。生粋の振り飛車党なのでしょう。
ただこの形は銀が不自由で、ちょっと苦しいように感じます。
後手千葉女流四段にじっくりと考えられながら構想を練られて対応されてしまい、駒がぶつかった時点でカロリーナ選手は苦しい形勢になってしまいます。
形を崩されながらも粘りますが、59手目7七桂が不用意だったように思います。
ただでさえ飛車を展開したいところに桂跳ねがきたので、千葉女流四段はこれ幸いに飛車を4筋に移動させます。
さらに67手目、金取りを飛車で受けたのも無理筋で、ここから先は一方的な展開になってしまいました。
84手まで、大差の局面でカロリーナ選手は投了しました。ポーランドからの挑戦は、ここで終わりをつげました。

2局を通してみての感想ですが、女流になれば十分に戦えるだけの実力を持っていると思います。さすがに一線級との対戦には実力不足ですが、これから経験を積めばどんどん強くなると思います。マイナビチャレンジカップにも出場されるそうなので、ぜひとも応援して欲しいと思います。


この棋戦には、先日行われたマイナビオープン戦で惜しくもタイトル獲得ならなかった長谷川優貴女流二段も参戦しています。
高校生なので対局時は制服ですが、夏服に変わりました。

長谷川.jpg

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/2/joryu_ouza201205190201.html

将棋を簡単に振り返りますと、序盤でリードを奪った長谷川女流二段が攻め続け、まっすぐに先手玉を目指してそのまま押し切りました。
攻め棋風の長谷川女流二段らしい勝利です。中倉女流初段にしたら残念な将棋になってしまいました。
途中、先手の5二銀に対して丁寧に相手しても勝てそうな局面にもかかわらず、まっすぐに寄せを目指すところなど、光速流と呼ばれた谷川九段を彷彿とさせます。
この勢いのまま2回戦も勝利し、2次予選進出が決定です。
これからの活躍も期待したいです!

ちなみに女子高生ということでは、2次予選突破組みに中澤アマ、西山奨励会2級がいます。
また機会があるときでも将棋を紹介したいと思います!


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