第61期王将戦 第2局(久保二冠VS佐藤康九段) [将棋]
久保二冠に佐藤康九段が挑戦する王将戦第2局です。
【第61期 王将戦サイト】
http://mainichi.jp/enta/shougi/ohsho/
【第2局 棋譜】
http://mainichi.jp/enta/shougi/etc/kifu/120126.html
第1局は佐藤九段が「5七玉」という歴史に残る手を指して、勝利しました。
この1手の成否は分かりませんが(A級順位戦の対久保戦で同じ局面になった羽生二冠が採用しなかったので、たぶん、悪いと思います)、印象度はピカ一です。
さて、久保二冠が先手番になった第2局は、当然ながら三間飛車を採用します。
これに対して佐藤九段は飛車を振り返して相振り飛車にします。
そして、第2局でも佐藤九段らしい剛直な手がでます。
20手目に4五歩と自陣の整備より相手にプレッシャーを掛けることを優先します。
その後の展開は後手陣の整備が難しくなり、先手有利が控え室の結論です。
ただ、面白いことに、両対局者は互角と思っていた模様。
ぱっと見にはやはり先手有利に見えるがどうでしょうか。
局面の分かれ目は56手目です。
後手の佐藤九段が飛車交換を迫る2五歩を指します。
交換後の馬の位置が良いので、久保二冠は応じるものと思われました。
ところが、有利な飛車交換を拒否して、1一龍ともぐります。
絶好調期を思わせる柔らかな一手が出て、ここから久保二冠のペースになります。
久保二冠の龍が自由自在に動き、駒をポロポロ取りながら佐藤九段の玉を追っていきます。
77手目には飛車を桂馬で取り、佐藤九段の敗勢かと思われました。
苦しくなるとついつい最後の一太刀を浴びせたくなりますが、82手目の2三銀がいい粘りだったと思います。
一旦相手の攻めを遅らせておいて、桂馬を上手く使って久保玉に迫ります。
さらに90手目の6九成香が人間心理を読んだ幻惑手。
取れば安全なのですが、取ると上部を押さえられて佐藤玉が遠くなります。
プロ同士の将棋だと特にそうですが、長くなればなるほど紛れが生じやすくなります。
優勢だと思っている久保二冠は取ることができずに、4六歩と自玉を広げながら佐藤玉に迫る立派な一手を指します。
ここまでは問題なかったのですが、その歩を4五歩とさらに伸ばせなかったのが最終的な敗因となったようです。
最後は乱戦から1九で閉塞していた馬まで使い切っての即詰みに討ち取りました。
鮮やかな逆転です。
久保二冠は2連敗でかなり苦しくなりました。久保二冠からすれば好局を落とした残念な将棋となりました。
第3局は少し時間が空いて、2/16,17に行われます!
【第61期 王将戦サイト】
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【第2局 棋譜】
http://mainichi.jp/enta/shougi/etc/kifu/120126.html
第1局は佐藤九段が「5七玉」という歴史に残る手を指して、勝利しました。
この1手の成否は分かりませんが(A級順位戦の対久保戦で同じ局面になった羽生二冠が採用しなかったので、たぶん、悪いと思います)、印象度はピカ一です。
さて、久保二冠が先手番になった第2局は、当然ながら三間飛車を採用します。
これに対して佐藤九段は飛車を振り返して相振り飛車にします。
そして、第2局でも佐藤九段らしい剛直な手がでます。
20手目に4五歩と自陣の整備より相手にプレッシャーを掛けることを優先します。
その後の展開は後手陣の整備が難しくなり、先手有利が控え室の結論です。
ただ、面白いことに、両対局者は互角と思っていた模様。
ぱっと見にはやはり先手有利に見えるがどうでしょうか。
局面の分かれ目は56手目です。
後手の佐藤九段が飛車交換を迫る2五歩を指します。
交換後の馬の位置が良いので、久保二冠は応じるものと思われました。
ところが、有利な飛車交換を拒否して、1一龍ともぐります。
絶好調期を思わせる柔らかな一手が出て、ここから久保二冠のペースになります。
久保二冠の龍が自由自在に動き、駒をポロポロ取りながら佐藤九段の玉を追っていきます。
77手目には飛車を桂馬で取り、佐藤九段の敗勢かと思われました。
苦しくなるとついつい最後の一太刀を浴びせたくなりますが、82手目の2三銀がいい粘りだったと思います。
一旦相手の攻めを遅らせておいて、桂馬を上手く使って久保玉に迫ります。
さらに90手目の6九成香が人間心理を読んだ幻惑手。
取れば安全なのですが、取ると上部を押さえられて佐藤玉が遠くなります。
プロ同士の将棋だと特にそうですが、長くなればなるほど紛れが生じやすくなります。
優勢だと思っている久保二冠は取ることができずに、4六歩と自玉を広げながら佐藤玉に迫る立派な一手を指します。
ここまでは問題なかったのですが、その歩を4五歩とさらに伸ばせなかったのが最終的な敗因となったようです。
最後は乱戦から1九で閉塞していた馬まで使い切っての即詰みに討ち取りました。
鮮やかな逆転です。
久保二冠は2連敗でかなり苦しくなりました。久保二冠からすれば好局を落とした残念な将棋となりました。
第3局は少し時間が空いて、2/16,17に行われます!







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